18連勤を終えた感想
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筆者の携わっているプロジェクトが炎上してしまい、昼夜問わず対応しておりました。
そんな日々を過ごしていたらいつのまにか18連勤という面白い状況になっていました。
今回は18連勤中の心体の変化と、その後について書こうと思います。
1.言わずもがなデスマーチ
まともなプロジェクトで18連勤になる訳がありません。
今回は通常2~3ヶ月かけてやる事を2週間でやれ!!という諸葛亮もビックリなスケジュールでした。
破茶滅茶が押し寄せてくる感覚を味わいながら、これから先はどうなるのだろうと不安に駆られていました。。。
そしてその不安は見事的中していきます。
2.徹夜の壁を越える
18連勤中一番辛かったのは徹夜対応でした。
初めは会社で2時間ほど仮眠をとって始発で帰り、その後家で2時間寝て出社していました。
この時点で頭おかしいと思う人はいるかも知れませんが、そうでもしないと仕事は終わらない状態でした。
私のタスクが終わらないと周りの人に迷惑がかかる状況でも会ったため、必死に働いていました。
そして人間というものは不思議なものでどんな悪環境にも適応する生き物です。
一週間後、2度目の徹夜をするハメになりましたが、その日は終始頭が冴えていました(バキのガイヤの様に)
始発で帰るのは変わりませんでしたが、途中で眠くなることは無かったです。
3.意地でも会社には止まらない
先程の徹夜とかぶりますが、私は意地でも会社には泊まりませんでした。
理由はシンプルで「シャワーを浴びれないから」。
徹夜の後の帰りの電車では、周りの人臭くないかな〜と気になっていましたね。。
近くに銭湯はありましたがそこまで仕事に身を捧げたくありませんでした。
えっ?十分捧げてる?
10日以上会社に缶詰状態の人や3徹ブッパしている同僚がいる環境の中、毎日帰ってシャワーを浴びれた私は幸運だっ田と思います。
4.仕事のスキルは上がる
デスマーチ中でかつ、プロジェクト全体が焦っている状態のため、個々の力をフル活用しなければやっていけません。
私も複数のタスクを同時並行で進めていましたし、ヘルプで来てくれた方のサポートにも回っていました。
常識的に考えたら重労働かつ睡眠不足のダブルパンチで脳細胞が悲鳴を上げそうですが、徹夜の回同様に人間はその状況下に的確に対応する生き物です。
バキに出てくるガイヤの様に自然とエンドルフィンを放出していたのか、ヤケに頭が回っていました。
5.それでも限界はやってくる
このままだと精神論万歳! な内容だと思われそうですが、当然体力や精神の限界はやってきます。
16連勤辺りではちょくちょく不整脈のように心臓がビクッとしたりと、身体の異常に恐怖を覚えました。
食欲は目に見えて落ちました。
ラーメンやステーキなどのカロリーが多いものは口が受け付けなくなり、逆にクッキーなどの甘いお菓子を求める様になっていました。
6.連勤後の休みで日常に戻る
そんな地獄の日々でしたが、流石に18連勤後の土日は休めました。
やったーー!久しぶりの休みだーー!
と感激していましたが、実際はそれまでの反動がドーーン!!!と襲ってきます。
- どう休んでいいのか分からない。
- 土曜日はほとんど寝ていた
- 日曜に映画を観たりして、徐々に日常に戻ってきた。
土曜日は本当に眠くて、「昼過ぎに起きる→映画を見る→寝る→友達に飲みの誘いの電話で起きる。」こんな1日でした。
日曜日は流石に疲れもそこそこ取れていたので、溜まっていた洗濯物を干したり、部屋の掃除をしていました。
7.あとがき
振り返って思ったことですが、連勤中はとにかく「仕事」だけにフォーカスして動いていました。
そこまでの使命感が無ければ18連勤は耐えられなかったと思います。
残業時間はギリギリ100時間は超えませんでしたが、過労死ラインは余裕で超えていました。
途中で倒れて見果てぬ天井を見ることは無かったので良かったです。
色々書きましたが個人的にはいい経験になったと思います。
もう二度と体験したくないが。
そして反省すべき点も気づけました。
それは炎上するプロジェクトには必ず予兆があるということです。
私は半年前からその予兆を感じとっていたにも関わらず、それを見て見ぬ振りをした結果このようなデスマーチを体験する自体に至りました。
その予兆が現れたら、ディレクターに警告するなり、転職や部署替えを早期に行うなどの対処法を学ぶことができて良かったです。
今後は常に半年後はどうなっているかを考えながら、日々を過ごして行こうと思います。